平成12年リンゴ肥大調査

長野県果樹試験場

調査日
千秋
ふ じ
縦径
横径
縦径
横径
本年
平年 前年 本年
平年 前年 本年 平年 前年 本年
平年 前年
6/1 28.4 110 25.8 27.3 23.5 104 22.7 26.2 25.5 100 25.5 26.9 22.9 100 23.0 26.0
6/15 39.6 104 38.1 36.9 37.9 102 37.3 39.0 35.2 102 34.6 34.7 35.4 101 35.2 37.7
7/1 50.7 105 48.3 45.9 53.0 104 51.0 51.7 42.8 99 43.3 42.4 46.9 99 47.2 48.0
7/15 59.2 104 56.8 55.0 63.8 103 61.9 63.0 48.3 95 50.9 51.0 54.6 96 57.0 59.3
8/1 66.9 106 62.9 59.4 72.5 104 69.7 69.0 56.2 96 58.6 57.4 64.7 97 66.4 67.5
8/15 72.5 107 67.7 64.2 79.1 106 74.9 74.2 62.5 98 63.9 63.3 72.6 100 72.8 74.1
9/1 77.5 107 72.2 68.1 84.9 106 80.0 79.0 68.0 97 70.3 68.8 79.0 99 79.5 80.2
9/15 79.0  104 75.7 71.2 87.6  105 83.6 82.2 70.6 96 73.7 72.1 82.2  99 83.2 84.0
10/1                 74.9 97 76.8 74.9 85.6  99 86.2 86.2
10/15                 76.9 97 79.2 76.0 88.2 100 88.3 87.8
11/1                 80.1 99 81.2 77.1 91.1  101 90.5 88.9
径:mm 平年差:%
つがる、ふじの平年値は1984〜1999年の平均値。千秋の平年値は1989〜1999年の*平均値
*(約45年生の木を1品種3本決めそれぞれから15ヶずつ計45個無作為抽出したものの平均だそうです)
-- 開花などは試験場と往生地はほぼ同じですが、肥大度は潅水などの差で違うかもしれません --



        長野市役所市民税課による紅玉の検実(00/09/07)
実を数えています 実の計量
毎年9月初旬に定点で計測し、其の年の標準課税の為のデータとするのだそうです
でも......これから台風シーズンです


サンふじ(00/11/11)の一例。

   


 

ユニークなりんご(00/10/10)
長野県果樹試験場玉井研究員による画像診断(00/10/16)
「虫害ではここまで変形しないので幼果期に草刈り時などになんらかの物理的衝撃が
加えられた為かもしれないが明確な原因は判らない」                    .
新長野県知事なら、なんとなく、判るのでは?

僭越ながら農水省の増田室長さんにも「遠隔地画像診断」して頂きました(00/11/07)

「幼果期のある時期に、草刈りや何かの物理的な力により、果実の果皮細胞とそのすぐ下の果肉細胞が
傷つき、その部分がコルク化し、その他の果皮細胞や果肉細胞が分裂・肥大したために、その部分だけ
著しく窪んだ写真のようなユニークな果実になったと考えられる。                        .
 なお、幼果期の早い時期であれば、受けた傷のため幼果そのものが落果するものと考えられ、逆に、
遅い時期であれば、受けた傷の部分はこれほど陥没することはないと考えられる。」             .
                                  (農林水産省果樹試験場リンゴ支場 増田哲男)
                            お忙しい中 お願いし恐縮しています。